海洋性エアロゾルの生成・動態・気候影響

飛沫から生成する海洋性エアロゾルの生成プロセス、フラックス計測、化学組成、海洋生態系や気候との関わりについて最近の知見をまとめた特集号(日本エアロゾル学会・学会誌「エアロゾル研究」)が発行されました。特集号は以下の5報のレビュー記事で構成されています。

「白波砕波と波飛沫」(猿渡亜由未)
「10 Hz測定光学粒子計による海上波浪境界層観測」(相木秀則、近藤文義、根田昌典、田中潔、藤田俊男)
「対流圏における海塩粒子と大気化学過程の関係−海塩・ハロゲンサイクルの影響−」(原圭一郎)
「海洋表層の生物生産が駆動する海洋大気有機エアロゾルの生成」(宮﨑雄三)
「海洋起源エアロゾル粒子の雲凝結核への寄与」(岩本洋子)

特集「海洋性エアロゾルの生成・動態・気候影響」, エアロゾル研究, 35巻3号(2020)
Feature Articles “Production, Dynamics and Climate Impacts of Marine Aerosols”, Earozoru Kenkyu, 35 (2020) (in Japanese)